今回のあさイチは「統合失調症」についてでした。

統合失調症はかつては「精神分裂病」と呼ばれていて、妄想や幻聴などに悩まされ、現状認識がしにくくなる病気です。

実は発症率は100人に1人の珍しくない病気なのです。

あさイチには統合失調症患者だったハウス加賀谷と、相方の松本キックがゲストとして呼ばれリアリティのある体験談を聞くこともできました。

そして京都大原の古民家で暮らすハーブ研究家のベニシア・スタンリースミスさんは、統合失調症の娘、ジュリーさんと暮らしています。

とても心に響くエッセイが紹介されていました。

今日の番組は大変有益な情報だと思いますので、まとめてみますね。

誰かのお役にたてますように。

統合失調とは?

脳の機能障害で「精神病」に分類される病気です。かつては「精神分裂病」と呼ばれていました。

症状は?

・記憶力・集中力の低下
・幻聴・幻覚妄想
・感情の起伏がなくなる 意欲の低下

これは他の病気にも見られる症状で、例えば記憶力・集中力の低下ですと「認知症」、意欲の低下ですと「うつ病」などが疑われます。

実際に医者に行っても統合失調症と診断されない場合も多いそうです。

うつ病と統合失調症の違いは?

うつ病は「気分・感情」の症状中心、統合失調症は「思考・意欲の障害」が主だと、専門家が言っていましたが・・・、よくわかりませんね。

原因は?

脳の働きが関係しているようですが原因やメカニズムは今も解明されていません。遺伝なども影響していると言われていますが、遺伝よりは環境によるストレスが多いのではないかとも言われています。

何歳くらいの人にかかりやすい?

8割ほどが10代後半から20代前半の青年期に発症します。10代後半だと反抗期などにも間違われやすく、不登校になることも多いそうです。
統合失調症だとは思いもせずに医者にかかるのが遅れるケースが非常に多いのです。

 松本ハウスのハウス加賀谷(39)のケース

中学2年の夏に突然発症。

クラスメイトの女の子が下敷きを団扇がわりにしている姿を見て「自分が臭いから仰いでいるんだ」と思ってしまい、その日のうちから「加賀谷が臭い」という幻聴が聞こえるようになったそうです。

ボキャブラ天国などで大活躍していた時期も症状は続いていて、
自宅近所でスナイパーが自分に向けてライフルの銃口を向けているという幻覚に悩まされていました。

先輩に預かったお札を食べてしまったりという奇行もあったようで、その頃はじめて「統合失調症」と診断され閉鎖病棟に入院しました。

今は寛解期で日常生活に支障は出ないみたいです。

統合失調症の場合はなかなか「完治した」という診断はでずに「寛解期」という表現を使うようですね。

10年ぶりに芸能界に復帰し、松本ハウスを再稼働させました。

統合失調症をネタとした漫才をあさイチでも披露していましたが、、、、

う~ん、、、すみません、「ちょっとすべっている?」って感じでした。

ハーブ研究家、ベニシア・スタンリースミスの娘のケース

京都大原の古民家で生活しているハーブ研究家のベニシア・スタンリースミスさん、ご存知でしょうか?

benisia

テレビにもよく出演されていて、私もこの方の講演会に行ったことがあります。

この方の娘のジュリーさんが統合失調症で14年間闘病しています。

発症した頃は、家族に刃物を向けることもあり「娘がドラッグをしているのではないか?」と疑ったベニシアさんですが、3年経つ頃にはジュリーさんのペースに合わせられるようになってきたと話していました。

そしてジュリーさんの息子、ジョーくんも、母親である彼女のペースにゆっくりと合わせています。生まれた時から母親は統合失調症でしたので、接し方を学んでいるのでしょう。

ベニシアさんは娘さんのことをエッセイにしました。番組で紹介されていたものだけ引用させていただきますね。

「私のことを分かってください」

~ジュリーからのお願い~

誰かに話しかけられると一度に把握できず頭の中がいっぱいになります。
ただ言葉が中に浮いているような感じなのです。

人に同じ質問を繰り返すことがよくあります。

母に「その質問はもう5回目よ」と言われるけど私は覚えていないのです。

「戸棚に蛇がいる」といっても皮肉らないでください

そんなときは「蛇がいるのはわかったわ。でももしかしたら」

「あなたの病気のせいかもしれないわよ」と言ってください。

日常的な作業はゆっくりやりたいし作業の途中で休憩しないとダメなんです。

怠けていると言われますが自分では頑張っているのです。

私を怖がらないでください。病気になってからも私の性格は変わっていません。

変な振る舞いをしても心配しないで。危険人物ではないですから。

いつかこの病気を理解出来たら

神秘的なこの病を理性の明かりに照らすことができるでしょう。

私はベニシアさんに憧れていました。

自分の好きな場所で自分の好きなことを仕事にして好きなように人生を生きている。とてもとても恵まれた人だと憧れ、羨ましかったです。

そして今回のあさイチを見るまでジュリーさんのことも知りませんでした。

自分の娘が困難な病気になってしまいそれが14年も続いているなんて。恵まれた人生でも人が抱えている荷物はそれぞれなのだな・・・・

そう思いながら番組を見ていましたが、番組のベニシアさんを見ているとそう思った自分が恥ずかしくなってしまいました。

彼女はこう言っています。

「これはファミリーの一つの試練。娘が病気で自分が惨め・・・そんなこと絶対に感じないほうがいい。ただ、娘がすごくビュアになるので自分が心を開いていく。」

おそらく、恐れや不安やもしかしたら怒りなどの感情を持て余したこともあったでしょう。

でも、娘のジュリーさんをそのまま認め、自分の感情ともうまく付き合っていく、受け入れることで新しい関係を築いていく、その柔軟性に改めて憧れてしまいました。

そういう力を持った方だから、他人から「憧れる」生活を送れるのかもしれませんね。

 最新の治療法

統合失調症は、専門医にかかり治療を受けていても、再発することが多い病気です。
治ったかな?と思ったら元に戻り、更に悪化していく、そんなプロセスがよくあるそうです。

まだ全国で数箇所しかないですが、ユースクリニック(若者専門外来)という新しい試みの治療法が注目を浴びています。

その名のとおり若者専門のクリニックで、特徴は診察と併せてリハビリ(心理社会的療法)が行われることです。

作業療法士や、臨床心理士、看護師、医師がチームになって治療にあたります。

加えて英会話や、料理、音楽、脳トレーニング等のプログラムが充実しているのです。

こういったリハビリを組み合わせると服薬だけの治療よりも再発率が格段に低いようですね。人との繋がりの中で精神の安定が保てるのでしょうか。

なぜ若者専門なのか?と疑問にも思いますが、若者の患者が圧倒的に多いからなのかな~と思っています。

視聴者からのメールで、「早期治療が有効なら、小・中学校での啓発活動をして欲しい」とありました。

確かにそれは私も思います。公けにすればするほど偏見も少なくなっていきますし、(発達障害などもそうですね)早期発見にもつながりますものね。

かつては、狐つきなどと偏見の目で見られてきた病気で、今でもそれは多少なりともあるかもしれません。

ですが、ベニシアさんの言うとおり「理性の灯りに照らす」ことが本当に必要だと思います。