今年も土用の日が近づいてきていますね。2013年の土用の日は7月22日と8月3日です。

土用の日って2日もあるの? と、私はびっくりしました。なんとなく7月の20日前後で、夏至や冬至みたいに決まった日が1日あると思っていたからです。

そもそも土用ってなに?というところから調べてみました。

土用というのは雑節のひとつです。

雑節とは、季節の移り変わりを掴む特別な暦日です・・・といってもよくわかりませんよね。でも土用のように私たちの生活には結構密着しています。

節分、八十八夜、入梅などはきっと一度は聞いたことがあると思います。それに加えて、社日、半夏生、二百十日、二百二十日、そして土用を足して全部で9つが一般的に認知されている雑節です。

社日、二百十日、二百二十日はあまりポピュラーではないのではないでしょうか。私もこの歳まで知りませんでした。 ついでに軽く調べてみました。

社日(しゃにち)

春と秋にあり、産土神を祀る日です。春分、秋分に最も近い戊(つちのえ)が社日になり、春は春社、秋は秋社とも呼ばれているそうです。

ん~調べても全然ピンときません。ただ、島根県安来市社日町はこの社日(しゃにち)から地名が来ています。

二百十日(にひゃくとおか)

立春から210日目で平年なら9月1日、閏年なら8月31日です。季節の移り変わりの季節点のひとつです。昔から台風が来やすいと言われています。

二百二十日(にひゃくはつか)

やっぱり立春から220日目で平年なら9月11日、閏年なら9月10日です。農家の三大厄日といわれ、やはり台風が来やすい日で、二百十日よりも恐れられてきました。確かに9月の中旬の方が台風は来やすいですものね。

半夏生については、以前に書いた記事があるので参照してくださいね。

半夏生(はんげしょう)関西ではタコを食べる習慣。季節と花の名前でもあります。

さて、肝心の土用の日の話に戻りますね。

土用というのは立夏・立秋・立冬・立春の直前18日間をさします。要するに年に4回、季節ごとに18日間の土用期間があるということですね。

詳しく説明するとややこしいのですが、五行説(ごぎょうせつ)に由来しています。五行説とは、古代中国発祥の自然思想で、現代日本の生活にも深く根付いています。

五行の考え方は、木、火、金、水、土の5つの要素で万物は成り立っており、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気となっています。

そうすると土気が残るので、これを季節の変わり目に割り当てることになり、この期間を「土用」と呼ぶことになったのです。

季節の変わり目というとか、その季節のど真ん中という感じですよね。夏の土用の場合、7月20日~8月6日なので、夏真っ盛りです。

私たちが普通土用の日という土用は夏に限られています。そして、土用の日の日は土用期間の丑の日のことを指すのだそうです。

丑の日というのは十二支の子丑寅・・・・の丑です。

なぜ「丑」の日だけ特別なのかというと、これは諸説あるのですが、江戸時代の平賀源内の陰謀だという説が昔から有名です。

平賀源内の知り合いの鰻屋さんの商売がうまくいかず、源内に相談したところ、「土用の丑の日」という幟をたてて、鰻を売り出せとアドバイスします。

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丑の日は「う」がつくので「う」のつく鰻を食べれば元気百倍!そういうセールス戦略ですね。

で、これがうまくいって鰻屋さんはウハウハになり、土用の丑の日は鰻を食べる日になったというわけです。

どこまで本当かは?ですが、まぁバレンタインにチョコだとか、ホワイトデーに3倍返しだとか、そんな日本のセールス戦略はこの頃から健在だったのでしょう。

確かに鰻は栄養満点で、夏ばて対策には利にかなってます。

が、もちろん夏ばてに良いものは鰻ばかりではありません。

ビタミンB1を多く含む食材は、夏バテに特に良いとされています。ビタミンB1が体内の糖を燃焼させてエネルギーに変えてくれるのです。鰻もビタミンB1が豊富ですがビタミンCを全く含んでないのが唯一の弱点だそうです。

まぁビタミンCはとりやすい栄養素なので鰻だけでなく野菜もあわせて摂りたいものです。

鰻よりもお安く、夏バテ対策に優れた食材は「豚肉」です。

豚肉は料理しやすいので、積極的に摂れる食材ですね。他には味噌、鯖、生姜なども取りたい食材です。

鰻は美味しいですがお値段もそれなりなので、土用の丑の日には奮発して、美味しくいただくのがいいですね。

土用は土いじりをしてはいけない

土用の期間は土いじりをしてはいけないと昔から言われています。土用というのは土気が支配する期間ですので、土をつかった事は大なり小なりしないほうがいいとも言われています。土木工事や壁を壊すなどの工事も避けたほうがいいといわれています。

でも、年に4回も土用期間があるのでは、建設会社も大変ですよね。

実際どれくらいの会社や人が気にしているのでしょうか。ちょっと気になったりします。

何はともあれ、今年の夏も猛暑です。

夏バテで体を壊さないように、素敵な夏をお過ごしくださいね。