仕事先のおばあさんに

「今日は半夏生(はんげしょう)やからタコを食べる日やなぁ。あんた買ったん?」

と唐突に言われ、一瞬固まってしまいました。

(はんげしょうって何?タコを食べる習慣?なにそれ?)

適当に笑って答えてごまかしましたが、家に帰って早速ネットで検索! 半夏生について調べてみました。

スポンサードリンク
半夏生(はんげしょう)というのは、節分や彼岸、八十八夜などといった季節の呼び方の一つで、これらを雑節と呼ぶそうです。

夏至から数えて大体21日目が半夏生(はんげしょう)で、毎年7月2日がそれに当たります。そういえば仕事先のおばあさんに言われたの昨日の7月2日でした。

この時期に降る雨を半夏雨(はんげあめ)というそうで、大雨になることが多いのだとか。今現在、窓の外は大雨です。なるほど~。

半夏生は、農家の人にとって農作業を一段落する節目として大切な雑節です。

昔は夏至から半夏生の間に田植えをするのが良いとされていたようです。今は田植えも4月の下旬から始まっているところが多いですけどね。

そして地方によって色々な風習があるようです。

この日から5日間を休みとせよ、天から毒気がふるため井戸に蓋をせよ、この時期には野菜を食べるな、ハンゲという妖怪が出るので農作業をするな、etc

でも一番興味深いのはやっぱりこの時期に「食べるもの」ですね。

私は食いしん坊なので。

福井県大野市では昔からサバの丸焼きを食べます。江戸時代に大野藩主が半夏生の頃の農作業の疲れを癒すために、サバを食べること推奨したからです。

そしてその風習を廃れさせないように、越前海岸四ケ浦から大野市までの60キロあまりの道のりを、生サバをリヤカーに乗せて夜通し運ぶ催しが毎年行われています。

奈良県では、半夏生の頃に小麦の借り入れも終わるので、小麦でおだんごを作り、田んぼの神様に捧げ、自分たちも食べるのだとか。

香川県では、農作業の労を労うためにうどんを打ちみんなで食べるそうです。・・・・香川県の人は普段からうどんを食べているような気もするのですが、特別な日もやっぱりうどんなのでしょうか。

そして関西ではタコです。私は関西に40年以上住んでいますが、そんなのを聞いたのは昨日が初めてでした~。関西でも地域によるのでしょうか。

私も主人も親が中国地方なので、家庭にその風習がなかったのかもしれません。

タコの吸盤のように農作物が地面に張り付き豊作を祈る意味と、タコの疲労回復効果を期待しての風習だと言われています。

タコにはタウリンや亜鉛などの夏バテに効く成分も豊富なので理にかなったことですよね。

 

超簡単なたこレシピを消化しますね~。

ゆでタコを適当に切り、もずく酢につけるだけ。

暑い季節の箸休めに最適です。胃にも優しいですし。

また、この時期には半夏生という花も咲きます。

hangesho 半夏生(はんげしょう)関西ではタコを食べる習慣。季節と花の名前でもあります。

半夏生の時期に咲くからハンゲショウ、葉っぱの表だけが白くなるため「半化粧」からハンゲショウなどと説が二つあります。

別名でカタシログサ(片白草)という呼び方もありますね。

いずれにしろ優雅な名前ですね。

梅雨も明けず蒸し暑いこの季節ですが、「半夏生」などと優美な雑節がついていることを知ったので、ちょっとだけ気持ちよく過ごせそうな気がします。