くる病ってご存知でしょうか?

今朝のNHKニュースでミニ特集をやっていました。

なんとなく聞いたことがある、確か過去の病気だったのでは?と思ってみていましたが、最近の日本では乳幼児の発症率が増加しているそうです。

くる病とはどんな病気か?原因は何か?予防策はあるのか?そして一番気になる完治は見込めるのかをまとめてみました。

RSウィルスに感染したときの登園基準は?←ここをクリック

くる病とは?

くる病とは骨軟化症の別称です。

成長期、とくに乳幼児の頃に骨のカルシウムが不足して、骨が曲がったり、やわらかくなったりする病気です。

kurubyou

治療せずにほっておくと重度のO脚や、低身長などの原因となります。

食糧事情の悪い国でよく発祥する病気ですが、近年日本ではくる病の乳幼児が増えてきています。

帯状疱疹の最新の予防法とは?←こちらをクリック!

蚊アレルギーの原因EBウィルスとは何か?←こちらをクリック

症状

  • 骨が柔らかくなることでさまざまな症状を引き起こします。
  • 足の変形。重度のO脚やX脚。
  • 頭蓋骨が柔らかくなる頭蓋ろう
  • 肋骨の一部がコブのように膨らむ胸骨念誦
  • 低身長、成長期でも体重の増加がとまってしまう。
  • 虫歯になりやすい。

原因

原因はだいたい3つにまとめられます。

  1. 栄養不足
  2. 日光不足
  3. 遺伝

栄養の不足はビタミンD、カルシウム、リンです。

ビタミンDが足りないとカルシウムが吸収されず、リンも生成されなくなってしまうのです。

この栄養過多の日本で栄養不足って?

と思うかも知れませんが、現代の日本ならでは原因が潜んでいます。

現在、日本に限らず先進国では母乳育児が非常に推進されています。

事実、母乳はとても栄養価に優れていて赤ちゃんには最適の食物です。

が、母乳にはカルシウムは豊富に含まれていますが、ビタミンDはほとんど含まれていません。

一昔前は母乳よりもミルク育児が推進されていた時代もありました。

育児用のミルクにはビタミンDが配合されていますので、あながち的外れな風潮でもなかったのかもしれませんね。

私も母乳育児にトライしましたが、母乳不足でミルクとの混合育児でした。

でも完全母乳育児を推進する病院はとても多いですし、ミルク混合育児はなんというか「負け」といった空気が育児界には流れていました。

私の場合は5・6年ほど前の経験ですが、今はどうなのでしょうね。

たぶんあまり変わってないのではないでしょうか。

完全母乳育児もすばらしいですが、出ない母乳にイライラするよりも、ミルク混合育児も悪くはありませんよ~と当時の私に言いたいです。

育児に疲れた時に読んでもらいたい記事←こちらをクリック

そして、母乳育児=くる病になると直結できるものでもないようです。

現代日本の赤ちゃんにくる病が多いのは、別の要因も絡み合っているのです。

原因2の日光不足です。

紫外線の有害性ばかりが知られていますが、日光を浴びるのは人間にとってとても重要なことなのです。

ビタミンDも日光を浴びることによって体内で生成されます。

北欧などの日照時間が少ない国では、くる病になりやすいので精製されたビタミンDを内服していることが多いそうですね。

ネットで育児関係の掲示板などを見ていると、紫外線から守るために赤ちゃんを日光から完全防御している・・・・といった極端な書き込みなども見られますが、これは危険ですよね。

完全母乳育児&行き過ぎた日光遮断育児だとくる病発症の危険は高まります。

紫外線の有害性ももちろんですが、日光不足の有害性も恐ろしいのです。

適度に日光を浴びましょう。

服を着た状態で、1日20分程度、1週間のトータルで2時間ほどでもビタミンD不足のリスクを回避できるようですよ。

そして、食物アレルギーを持った子供が増加しているのも、くる病の発症率の高さと無縁ではありません。

乳製品にはカルシウムも豊富に含まれていますし、ビタミンDも配合されているものが多いですが、乳製品に対してアレルギーを持った子供は多いです。

また卵もビタミンDを含んでいますが、アレルゲンになりやすい食物のひとつです。

食物アレルギーを持った子供には、食べられる食材が限られてくるので、ビタミンD不足も引き起こしやすいと言うことですね。

またアレルギー発症を恐れるために、離乳食の頃から与える食材を制限しているケースも多く見られます。これは普通に育児指導として行われています。

3番の遺伝となると、これはお医者さんと相談しながら治療しなければならないですね。

手足口病の登園基準とは?←こちらをクリック!

予防と対策

原因に書いてきた栄養と日光、これを意識すればくる病を予防できそうですね。

まだ離乳食の始まっていない完全母乳育児の赤ちゃんの場合、適度に日光を浴びさせることを意識させる。

離乳食が進めば、カルシウム、リン、ビタミンDが含まれている食材をバランスよく食べさせることを意識します。

フォローアップミルクなどの利用もいいかもしれません。

カルシウム、リンは乳製品や大豆食品、魚類、小松菜など、ビタミンDはサケ、秋刀魚、きのこ類、卵などに多く含まれています。

そして引き続き適度な日光浴もお忘れなく。

くる病かどうかの目安

赤ちゃんや幼児の足は決してまっすぐではありません。曲がっていることは多いので、足の形だけでくる病かどうかを判断することは難しいですが、一応の目安として、

かかとをつけて、ひざとひざの間が3cm以上あれば、かかりつけの病院に相談してみるといいとニュースでやっていました。

 検査方法と治療方法

くる病かどうかの診断は、血液検査とX線写真で行われます。

骨の変形を起こすと、骨の固定や手術などの外科的な措置が必要になります。

こうなると治療にかかる時間も負担も大きくなるので、出来れば早期発見、早期治療を心がけたいですよね。

そしてビタミンDや、リン、カルシウムなどを内服して症状の悪化を防ぎます。

完治するのか?

 くる病は完治するのか?ということがとても気になるところですよね。

結論から言ってしまえばケースバイケースです。足の変形などの場合、治療が遅くなれば、なにかしら後遺症は残るかもしれません。

しかし、くる病自体はビタミンD、カルシウム、リンなどの欠乏から起こる病気なので、医者の指導の下で適切に内服していれば、血液値は正常になります。

今朝のニュースで取り上げられていた子供のくる病も完治していて、足の変形なども通常に戻っていました。

.

.

くる病は確かに怖い病気ですが、予防法をしっておけば回避できる病気です。

まずは適度に日光を浴びる、栄養素を考える、アレルギーなどがあれば、医者に相談しながら足りない栄養素を補給する方法を考える、などを心がけたらいいと思います。