トランス脂肪酸ってご存知でしょうか?マーガリンなどに含まれる油脂の種類です。

これはあまり体によくないと言われ続けて長いのですが、ついにアメリカの食品医療品局(FDA)が、トランス脂肪酸を安全だと認識することが出来ないと判断しました。

暫定的な判断ですが、トランス脂肪酸の使用が禁止になる可能性が非常に高いです。

1940年代から現在に至るまで、アメリカでは非常に幅広く使われていた油脂が、これからだんだんと締め出されていくことになるのでしょうね。

私はトランス脂肪酸の問題点や、そもそもトランス脂肪酸が何か、ということもあまり分かってません。

これを機会に調べてみることにしました。

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トランス脂肪酸とは?

食品の成分である脂肪を構成している成分です。

脂肪酸には大きく2つの種類があり、以下の図の通りです。

toransusibousan 300x94 アメリカでトランス脂肪酸使用禁止?日本では?マーガリンの運命は?

トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種ですが、飽和脂肪酸に近い性質があるそうです。


どんなものに含まれているのか?

代表的なのはマーガリンとショートニングです。これらを使用したクッキーやクラッカー、ケーキなどなど、色々な食品に含まれていることになりますね。


トランス脂肪酸の問題点

トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らします。悪玉コレステロールが多くなると、動脈硬化や心臓疾患などを引き起こす可能性が高くなるのです。

体に蓄積されるというような噂も流れたことがあったようですが、それはありません。

他の脂肪酸と同じく、酸化されエネルギーになるのです。


世界でのトランス脂肪酸の使用状況

アメリカ

今回アメリカでは全面禁止の方向へ動きそうですが、これまではどうだったのでしょう。

アメリカ人のトランス脂肪酸の1日の平均摂取量は5.8gで、これは摂取エネルギー全体から見て2.6%です。WHOの勧告では摂取エネルギーを占める割合は1.0 %未満を推奨しているので、これを上回ってますね。

そのため加工食品中のトランス脂肪酸含有量の表示がされており、これは義務になっています。

アメリカのマクドナルドではトランス脂肪酸は既に使われていません。

ポテトの揚げ油等はすべてキャノーラ油に代えられています。


日本

トランス脂肪酸の平均摂取量は一日当たり平均1.56gで、摂取エネルギーのの 0.7%です。アメリカに比べればかなり少なめですね。
トランス脂肪酸含有量の表示は義務化されていません。

日本のマクドナルドは、ショートニングと牛脂の混合油でポテトフライをあげています。

ミスタードーナッツでは、ずいぶん前に低トランス脂肪酸オイルに切り替えているみたいですね。

ただ、オールドファッションに関しては味が変わってしまったというか、昔見たいのさっくりずっしり感がなくなったなぁと感じていました。

おそらく、オイルを切り替えたからなのでしょう。

あんなに好きだったオールドファッションからポンデリングに鞍替えしてしまいました。


カナダ

2005年12月からトランス脂肪酸の栄養表示をするように推奨しています。


デンマーク

全ての食品のトランス脂肪酸含有率は2%までと制限されています。
では、2004年1月から国内で販売するすべての食品の油脂中のトランス脂肪酸含有率を2%までに制限しています。


日本ではなぜ規制しないのか

食生活習慣の違いからか、トランス脂肪酸の摂取率が低いからあまり問題にしていないのでしょう。

WHOの勧告の範囲内ですしね。


FDAの決定により日本へ影響はあるか?

多分、あまりないんじゃないかなぁと予想しています。
アメリカ人の動脈硬化や心臓病の発病率は日本の比ではありませんし、
前述したように摂取率も低いですしね。

私はトーストにはマーガリン派ですが、朝はご飯のことが多いし、菓子パンなどもあまり食べないので、そんなに神経質にはなっていません。

だから、たまにトーストを食べるときは美味しくマーガリンも頂きますし、マーガリンやショートニングが使われたお菓子も機会があれば食べます。

なんでも程々にバランスよく食べることが大切なんじゃないかなぁと思ってます。