奇祭って、テレビでしか見たことのない遠い土地で行われるお祭りってイメージでしたが、すぐ身近で行われていることも結構あるようです。

岡山県美作市梶並にある「梶並神社」は、普段はほとんど観光客もいない静かな古社ですが、10月の最初の土曜日に開催されるお祭り「当人祭」(とうにんさい)には、たくさんの人が押し寄せます。

岡山県重要無形民俗文化財にも指定されていて、とても歴史の古い由緒あるお祭りです。

母の実家が梶並神社の氏子なのでお祭りをとても楽しみにしていたそうです。私は子供の頃からしょっちゅう祖父母の家に遊びに行ってたのですが、学校の関係や母の仕事の都合で一度もお祭りに行ったことはありませんでした。

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若い頃は興味もなかったのですが、結婚して娘が生まれた頃に、何かの拍子でその奇祭の話題になり、何度か参加しました。

屋台なんかもまあまあ来ていて、いつもの静けさが嘘のような活気です。近所の民家もお祭用の提灯を軒先にさげていて、お祭りの夜の独特の雰囲気が漂ってます。

母の子供の頃は屋台ももっともっとあり、見世物小屋なんかもあって、それはそれはたくさんの人が押し寄せたと聞いてます。

祖父の子供の頃は、どうだったんでしょうね。もう亡くなってしまっているので仕方ありませんが、聞いておけばよかったです。

で、何が奇祭なのかというと、参拝客が参道にうずくまり、「生き神様」に体をまたいでもらうと、一年間の無病息災を約束される。。。といわれているメインイベントです。

touninsai 300x223 岡山県の奇祭 梶並神社の「当人祭」

 

画像は津山瓦版より

この「生き神様」、地元の長寿の男性が選ばれ、10日間ほどの潔斎生活を経て、「生き神様」になり、口に榊をくわえ、付き添いの男性たちに脇を抱えられるようにして、参拝客をまたいでいくのですが、それはもう凄まじくお顔は真っ白で(化粧ではなく)疲労困憊といった様子でした。

もちろん、私も娘もまたいでもらいました。特に大きな病気はしませんでしたからご利益はあるようです。

噂によると地元で「名士」だった人のみ選ばれるとか。

亡くなった祖父は一度も選ばれたことはなかったです。名士じゃなかったからか、病気がちだったからか定かではありませんが、正直、選ばれたら大変の一言じゃすまなかったでしょうね~。

生き神様の残りの寿命を参拝客たちに分けているんではないか・・・などと、あることないこと言っている人たちもいました。それは根も葉もない戯言ですが、とにかく激務なのは間違いないでしょう。

 

今年は母の実家の地区がお祭りの当番のようです。ときどき顔を出して準備の様子を見てみるつもりです。できれば何かお手伝い出来たらいいなぁ

また面白いエピソードや新発見があったら記事にしますのでぜひぜひ読んでくださいね。