
毎年この頃になると、各テレビ番組で「24時間テレビ、愛は地球を救う」と似たような企画のの、27時間テレビや何かが放映されますね。
8月3日から4日にかけてもフジテレビで27時間テレビが放映されていました。私はあまり興味がないので見ていなかったのですが、どうも一言で言えば「下品」の一言だったようです。
下品でも面白くて笑えたらいい、子供も見ている時間帯に下品な放送をするのはいかがなものか、色々な意見が出ていたようです。
7月30日発売の「FLASH」で27時間テレビの出演者のギャラが公開されていました
- 森三中 900万円
- オアシズ 700万円
- ハリセンボン 200万円
- 友近 200万円
- 渡辺直美 100万円
- 柳原可奈子 90万円
- 椿鬼奴 80万円
- マツコ・デラックス 100万円
- 明石家さんま 1000万円
ふ~ん。やっぱり人気のあるなしでギャラが全然違うんだなぁ。さんまはさすがにすごいなぁ。などと思っていると、それに並んで8月24日25日放送予定の「24時間テレビ、愛は地球を救う」の出演者のギャラも公開されていました。
- メインパーソナリティー 嵐 5,000万円
- 特別ドラマ主演 嵐・大野智 +500万円
- チャリティマラソンランナー 森三中・大島美幸 1,000万円
- チャリティパーソナリティー 上戸彩 500万円
- 総合司会 羽鳥慎一 500万円
- 加山雄三、谷村新司クラス 200万円
- その他(懐メロ歌手、芸人) 10~100万円
おぉ!やっぱり嵐のギャラは高額~!!。。。。。。。って?
24時間テレビって出演者にギャラが出るの??
と、びっくりしてしまいました。
24時間テレビって確か「チャリティー番組」を謳っていたのでは?視聴者から募金を事あるごとに募っていたのでは?
私は当然出演者のタレントたちも「チャリティー」だからノーギャラでやっているものばかりと思っていました。
もちろん謝礼程度のお金は出るかもしれないし、実費は払ってもらって当然です。だけどギャラって?それって「チャリティー番組」を謳っていいの?
びっくりして色々調べてみると、昔から高額のギャラが出ることは暗黙の了解で有名な話だったようですね。
そしてそのことに疑問をもつタレントもたくさんいました。わかる範囲で書いてみます。
ビートたけし
オールナイトニッポンでビートたけしは「あんな偽善番組大嫌いだ。出演する芸能人はめちゃくちゃ高いギャラをもらうくせに、視聴者から金を巻き上げるな。チャリティーというならノーギャラでやれ」というような主旨の発言をしていたようです。
明石家さんま
明石家さんまは27時間テレビには出ています。ギャラは1000万円だとか。この週刊誌の記事によると、24時間テレビに一度出演したさんまは、チャリティー番組だからギャラを寄付すると局に申し出たところ、局側に断られたようです。それからは24時間テレビには出ていないみたいですね。筋が通っている気がします。
西田ひかる
1991年の司会をした西田ひかるは「まさかギャラがでるとは思っていなかった」と発言していたそうですね。
西田ひかるは帰国子女ですので海外のチャリティー番組の「常識」もある程度知っているのかもしれません。
海外といっても様々でしょうが、アメリカやカナダ、フランスなどの欧米のチャリティー番組では出演者がノーギャラということは当たり前のようです。キリスト教のコミュイティではチャリティーというのは深く根付いている習慣というせいもあるのかもしれません。
アメリカの元祖チャリティー番組「レイバーデイ・テレソン」では司会者のジェリー・ルイスや、セリーヌ・ディオン、テルマ・ヒューストンなどの大物セレブにもギャラは1ドルも支払われてないそうです。
24時間テレビ募金の行方は?
番組の公式ホームページでは、募金の使い道は「福祉、環境、災害」に使われているとされています。福祉車両の贈呈や、東日本大震災の津波到達ラインに桜並木を植えるプロジェクトなどの様子が写真で公開されていました。わかりやすい活動だなぁと思いましたが。
募金は全て寄付にまわされているのか?という誰もが抱く疑問について、調べられるだけ調べてみました。ネット情報なので不確かな噂という範囲ですが、ひたすら驚愕しました。
- 募金の一部は来年の箱根駅伝の予算に計上され、箱根駅伝の収益の一部は次の24時間テレビの予算として計上される。
- 24時間テレビ内で募金に協力した高校生に、スタッフは募金箱のなからから5千円を渡して「これでジュースでも飲みなよ」と言った。(ツイッターで拡散)
- 某司会者が募金の中から高級寿司を出前した。
- 募金の中から出演者のギャラが支払われている。
もう一度書きますが、ネットの中の噂話として読んでくださいね。
ただ、こういう噂が出回るということは、「24時間テレビ」の募金の使い方はやはり「甘く、ゆるく、不透明」ということではないでしょうか。
嵐やその他の出演者にギャラをもらっているから言語道断と言うつもりはないです。とりあえずは事務所に入るお金ですから、タレント本人の意思だけではどうしようもないし、ノーギャラでやってられるか!と思うタレントがいてもそれは責めるべきではないと思います。
もしかしたら押し付けられたギャラを他の募金に寄付しているタレントもいるのかもしれません。
ビートたけしや明石家さんまほどの力をもった芸能人だからこそ、自分の思うように出演辞退もできるのでしょう。
ただ、「愛は地球を救う」などと言いながら、チャリティー番組と謳いながら、正直涙を誘う演出が鼻につく番組で視聴者から募金を募っていながら、「24時間テレビ」は矛盾だらけではないでしょうか。
しっかりと番組のスタンスやポリシーをもう一度明確にすべきだと思います。
タレントがギャラをもらっているのはおかしい。チャリティ番組なら、
公表されている金額が本当なら、その分を直接寄付したらどうなのだろう。
誰も寄付しなくてもよいのでは?たぶん番組を見ない人は多くなる。
見ないよ!
今年もあの偽善番組の季節になりました。あの番組の出演者は何故、ノーギャラでやらんのであろうか?もし、ノーギャラだとしてもワシは絶対に見ないが、と
言うのもワシの知人が1.5リットルのペットボトルにためた50円玉を日本テレビの黄色いシャツを着た人に渡したら「なんだ、これっぽちか」と馬鹿にされ
ました。知人は軽い障害があるのに、酷い仕打ちを受けました。加えて出演者がギャラをもらうのは絶対におかしい、即座にこんなテレビやめてくれといいたい。