お花は好きですか?心を和ませてくれる花は私たちの生活の中には欠かせないですよね。

 

この季節はお花が次々に咲いて、外歩きが楽しくなります。少し季節が進むと牡丹、芍薬があでやかに咲き誇ります。

 

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牡丹と芍薬は良く似ている

でもこの牡丹と芍薬の花はとても似ていますよね。きちんと区別はつきます?

こちらが牡丹

こちらが芍薬

 

本当によく似ています。

 

花の中には似ているものがたくさんありますが、特に判別が難しいとされているのがこの牡丹と芍薬と言われています。

 

でも、似ているけれど、産地も開花時期も全く別の植物なんですよ。そこで今回は、「牡丹と芍薬」について見分け方のポイントをまとめてみました。

 

牡丹と芍薬のそれぞれの特徴5つ

それぞれの花の特徴が見分けるポイントです。

1. 草木か樹木か

牡丹は、樹木で、芍薬は、草です。そのため冬の越し方が異なります。

 

牡丹は、木のまま冬を越して茎から芽を出します。一方芍薬は、冬には、根を残して枯れてしまい、春にまた新芽を出します。

 

2. 蕾の形に注目

牡丹のつぼみは少し先が尖っています。芍薬のつぼみは、まん丸。

 

3. 葉の形に注目

こちらも見分けしやすい特徴です。牡丹の葉は、ギザギザでツヤがなく、芍薬の葉は、丸みがありツヤがあります。

 

4.散り方にも注目

花の散り方も違いがあります。牡丹は華麗に豪快に咲いて一気に散るのが特徴。

 

芍薬は、牡丹ほど豪快ではなく最後までしがみついていていくようにゆっくりと散ります。

 

5. 開花時期にも注目

開花時期にも若干の違いがあります。

牡丹は、4月下旬から5月初めの晩春に開花し、芍薬は、5月初旬から5月下旬の初夏にそれぞれ美しい花を咲かせます。

 

牡丹と芍薬の歴史

ついでなので牡丹と芍薬の歴史もまとめてみました。

 

牡丹

中国が原産。中国の国花でもあ理、原種はおよそ5種類程度と言われています。

 

中国では2世紀には薬用として使われ、5世紀頃に観賞用として扱われるようになりました。

 

のちに広く栽培されるようになり、たくさんの牡丹園が作られるなど、中国で牡丹といえば花の王様と言われてきました。

 

日本に伝わってきたのは奈良時代で、平安時代には観賞用として、枕草子などにも描かれています。

 

そして本格的に栽培されるようになったのが江戸時代からです。高貴な花としてその佇まいも美しい花として人気ですね。

 

芍薬

チベットが原産で、芍薬は庶民的な花として昔から多くの人に愛されてきました。

 

牡丹が「花王(かおう)」、そして芍薬は「花相(かしょう)」と言われています。

 

そして芍薬は昔から薬草としても使われてきました。根には、鎮痛、抗菌、止血などの作用があるとされています。

 

また漢方薬としても馴染みがあるもので、葛根湯、婦人病に使われています。可憐で美しい花にこんなにすごい薬効があるのですね。

 

牡丹と芍薬の英語名はなんと同じ!

美人を表現する言葉で、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」というのがあります。

芍薬は、女性の華麗さ、牡丹は、女性の清楚な様子、そして、百合の花は、女性の美しさを表しています。

 

素敵な表現ですね。

 

この牡丹と芍薬の相違点についてご紹介していく中で、英語での言い方にも触れて見ると、芍薬は peony(ピアニー)そして、牡丹もpeony(ピアニー)で同じなのです。

ちなみに百合は lily(リリー)です。

 

このように似たルックスから、そして同じ牡丹科ということで言い方が同じになっているのですね。

 

これだけではなく、ツツジとサツキも実は英語では同じ、azalea(アゼイリア)と言います。どちらもツツジ科ということからでしょう。

違いがわかると花の美しさもよりわかる

似ているようで違いがある二つの美しい花。どちらも可憐な花ですが、その存在感は見る人を魅了しますよね。

 

もうすぐ牡丹と芍薬の季節がやってきますね。ぜひ違いを楽しみながら観察してみてください。

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