
直葬って最近ときどき耳にしますね。
ニーズの変化や生活の変化からお葬式の方法が多様化し、様々な方法がある中で最近よく聞かれるようになった直葬。
でも、実際にはあまり体験したことのないお葬式のカタチで、一体どういうお葬式?なのだろうって疑問に思いませんか?
何をして、何をしないのか、気になる費用の相場は?など見ていきたいと思います。
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Contents
増加傾向!直葬って?
まず一般的な葬儀は、(宗派によって異なることはありますが)通夜・告別式を経てから火葬となり納骨という流れになっています。
直葬は、通夜・告別式を行わずに、直接火葬場へ行き火葬・納骨というお葬式のカタチです。
そしてこの直葬が急増加しているのです。ではなぜ、増加をしているのでしょうか。その理由をいくつか見てみたいと思います。
葬儀費用が高い
一番に増加理由として言われているのが、葬儀費用についてです。どうしても高くかかってしまうと思われている葬儀代。
日本国内での葬儀費用平均は約236万円。
この費用には、祭壇・棺・花・供物・会場レンタル費・香典返し・火葬量などが含まれています。
私の祖父が亡くなったときにかかった金額は、180万円程でした。少し平均よりは少ないとはいえ、やはり高いなあと思ったのも事実です。
お布施が高い
葬儀で読経をしていただく際、お坊さんは菩提寺に頼むか葬儀屋の紹介によって来ていただきます。
この時にかかってくるのがお布施で、平均金額は約53万円。
この金額は、故人につけられる戒名の金額も含まれています。
お布施や戒名代は、お寺ごとに違いますし、戒名もその長さによって金額が変わるので実際には大分差があります。
時間が短く済む
一般的には亡くなってから葬儀の期間は約4日です。
連休などにかかってしまったり、身内の都合がうまくつかなかったりともう少し日数がかかることもあります。
直葬にすると、亡くなってから24時間たっていれば火葬をし納骨まで済ませお見送りをすることが出来ます。
このことから今は、共働きで生活をしている家庭も多くなり、なるべくなら時間を短縮したいと考えて直葬にすることがあるようです。
参列者の有無
近年では、以前にはあった近所とのお付き合いも減っている傾向があります。
なので、お葬式に呼ぶ参列者も少なくなっています。このような理由から、本当に身内だけで済ませるために直葬を選ぶことがあります。
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直葬の流れと相場は?
では、直葬の流れや費用の相場はどうなっているのでしょうか。
直葬の流れ
亡くなった後、24時間以内は火葬をしてはいけないことになっています。ですので、安置してから出棺。火葬・納骨となります。
この時、火葬炉の前で読経をしていただくこともできます。
まとめると、臨終→お迎え・安置→納棺→通夜→告別式→出棺→火葬→骨上げ、問いことになっています。
直葬の費用相場
直葬の費用の相場は、読経をしていただくか、否かで変わってきます。
まず、読経をしていただかない場合は、平均が約20万円弱です。これは搬送費用や手続き、火葬料金、柩代などが含まれています。
そして、読経をしていただく場合は約30万円程です。お坊さんへのお布施代で10万円程かかるためです。
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従来のお葬式も直葬も気持ちが大事
直葬の増加については、「故人をぞんざいにしている」「罰当たり」などの言葉を聞くこともあります。
しかし、ニーズによって形態は変化をしていくものではないでしょうか。
しっかりと故人を偲び、お見送りを出来るのであれば直葬という形を選ぶことを罰当たりだとは思いません。
私は自分のお葬式は直葬でもいいかなぁと思っています。