
遺骨からダイヤモンドを作る方がいることはご存知でしょうか?
初めて聞いた方はびっくりされたかもしれませんが、実際には増えているんですよ。今回は、その用途、費用などについてご紹介していきますね。
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ダイヤモンドって何からできているの?
宝石の代名詞と言ってもいいダイヤモンドですが、何からできているかご存知ですか?
「炭素」なんです。
身近なもので言えば鉛筆の芯と同じ物質です。では同じ炭素でもなぜダイヤモンドが高価なのかはその希少性にあります。
ダイヤモンドは地下100㎞ほどの深さで2000度ほどの地熱で温められ、かなり高圧な状態で圧縮され結晶化され出来上がります。
その後長い年月をかけマグマと共に地上へ出てきます。
奇跡的な過程を経てできたものですから、非常に高価な価値がつけられているわけなんです。
そして遺骨も炭素を多く含んでいます。
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遺骨ダイヤってもしかして家でも作られる?
先ほど述べたダイヤモンドが精製される過程を再現していけば、人工的にでもダイヤモンドは作れます。
実際、人口ダイヤモンドのジルコニアや、工業用のダイヤモンドも人工的に作られています。
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でも、2000度の高温とものすごい高圧力を加えなければできません。炭素に触媒(ガス類)を吹きかけながら巨大なレンジで10週間ほど加熱するという方法で作られるわけですから、専門的な機械がなければムリでしょう。
だから家庭ではムリですね。
では遺骨をダイヤモンドにしている方々はどのようにして手に入れているでしょうか。
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ダイヤモンド葬ってご存知ですか?
遺骨をそのままお墓に納めるより、遺骨をダイヤモンド化してペンダントや指輪などのアクセサリーにして、手元で故人を感じて供養するという考えからできた一種の供養方法です。
一般的なお墓や納骨堂に納めるよりもコストがかからず、お墓の管理なども難しくなっている人に人気が出てきています。
指輪やペンダント、ネクタイピンなどにされる方、またそのまま仏壇に祭る方など
それぞれの形で保管することができます。
遺骨ダイヤは法律上問題なし?
刑法190条に「遺骨を破損した者は3年以下の懲役処する」と記されていますが、実際は手元に供養されるようにするために行っているため、法律的には問題ないという見解です。
ダイヤモンド葬を行っている会社もそれぞれ法的に問題ないと述べられています。また法的な手続きも特別する必要なないそうです。
遺骨ダイヤの費用はどれくらい?
先ほどお墓や納骨堂に供養するよりお金がかからないと言いましたが、実際ダイヤモンド葬の費用はいくらかかるか気になるところですよね。
ダイヤモンドの重さ、色、加工する形、透明度によって異なってくるそうですが、
平均的に約40万弱~250万円くらいだそうです。
遺骨ダイヤが出来る期間は?
一般的には3か月~6か月ほどだそうです。
遺骨ダイヤモンドを作っている業者
スイスのアルゴダンザという会社が遺骨ダイヤモンドの代表的な業者です。
↓
遺骨ダイヤが嘘ではない証明
遺骨でダイヤモンドを作っているのは嘘で、遺骨は廃棄されやすい工業用ダイヤを遺骨ダイヤモンドとして渡しているのではないか?
・・という、疑惑を解消する為にアルゴダンザは、公証人をいれて製作過程をチェックさせいると発表していました。
私のイメージでは信用できそうな業者だと思います。
遺骨でダイヤモンドを作った人口コミ
遺骨でダイヤモンドを作った人の口コミをいろいろみてみました。
お願いしてから半年後のクリスマス前に主人がほのかな青い輝きを放ったダイヤモンドに変身して私の元に戻って来てくれました。
とても締麗!!
これが主人の骨で出来てるなんて・・・!
去年のクリスマスとお正月はあんなに元気だ、ったのに
まさか今年は一人で過ごすようになるなんて・・・と思っていましたのでこの時期に戻って来てくれたのもきっと主人からのプレゼントなのでしょうね。
生きて、動いて、しゃべくって、食べて、笑って・・・
ひとりの人間が「焼かれて骨になる」という表現は、しばしば耳にしているものの、間近に身内が骨壷に納まって「本当に小さくなっちゃったね」と話し合っていました。
今回さらにダイヤモンドの結晶として、一層小さくなって戻って来たのを見て「これで、いつまでも近くに居られるね」という感慨一入。
※アルゴダンザの公式HPより引用
ほとんどの方が故人との別れで悲しみにつぶされそうなところを、ダイヤモンドになってまた身近に感じることができて嬉しかった方が多いみたいです。
私自身初めて聞いたときびっくりしましたが、意外にも日本人が結構な数利用されていました。遺骨を納めずにダイヤモンドにすることに抵抗がある方も中にはいらっしゃると思います。
でも、私は結構本気で考えています。
私自身きれいなブルーのダイヤになりたいなぁって思いますしね。