
ネットニュースを見ていたら「おちない砂 発ガン物質?」という見出しを発見。
なんのこっちゃ・・と思って読み進めると、神戸電鉄が合格祈願のお守りとして配布した砂に発がん物質の「結晶性シリカ」が少し含まれていた・・というニュースでした。
神戸電鉄沿線に住んでいますが、うちの子供はまだまだ受験の年齢ではないので
「ふーん。そんなの配っていたのか」
くらいしか感想を持たなかったのですが、習い事先で思わぬ展開に。
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近所の子どもからの質問
習い事先では色々な年齢の子どもと一緒になります。
高校受験の子どももいます。
「○○ちゃんママ(私のことね)、駅でこんなお守りもらったんだけど、これって身体に悪いん?」
お、おお・・( ゚д゚ )
さっき読んだばかりなのに、もう身近な問題?
「ちょっと待ってな」
あわててスマホ検索する私。
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落ちない砂って?
砂を見せてもらうと、ジップロップのビニール袋に入っているちょっとキラキラした砂でした。
神戸電鉄が急勾配を上る電車の車輪がすべらない様にレールにまいている砂で、その砂を三田駅近くの神社で「合格祈願」してもらった・・と説明書きも。
神戸電鉄の5つの駅で無料配布しているもので、別に売っているものではありません。
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何が発がん性物質?
その砂に含まれている「結晶性シリカ」が発がん性物質らしいです。
結晶性シリカは、別名クリストバライトとも呼ばれて、水晶やオパールと同じ種類の天然鉱物らしいです。
人気の珪藻土にも結晶性シリカが含まれていて、乾燥剤のシリカゲルも人工のシリカです。
案外身近な存在なんですね。
健康にどれくらいの被害?
で、この結晶性シリカ、IARC(国際ガン学会)で「肺がん物質」として指定されているのです。
どれくらい身体に悪いかというと、まあ長期間にわたり大量に吸い込まない限り大丈夫だというのが一般的な認識みたいです。
だから特別気にするようなものでもないかもね。
その子どもにはそう伝えました。
「でも、うちのおかあさん、わりとそういうの気にするからなぁ」
「そ、そっか。じゃあ、お母さんとよく相談して」
その場はそれで終了。
もう一回ニュースをよく読んでみると、JR西日本で同じように配布していたけど、発がん性物質問題で配布が中止になり、神戸電鉄は把握はしていたけど「袋は開けないで」と注意した上で配布していたようです。
私の感覚では
「ほんの少しの砂を袋詰めにして願掛けに使うくらい何の問題があるのだろう・・」
ですが、その子どものお母さんのように気にする人もいるから、難しい問題ですね。