
今日は今年最後のプレバト放送日でした。
もちろん俳句です。
正直俳句以外あまり興味ないのが本音ですね。あ、辛うじて水彩画と盛りつけは面白いです。
で、今日のプレバトは冬麗戦の予選でした。
特待生以上の挑戦ですが、さすがにどれも良い句でしたね。
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予選落ち
惜しくも予選落ちの方々ですが、味わい深い良い句だと思います。
少しの添削で印象がガラリと変わるのが面白いですね。
8位 NonStyle 石田
電車吐きたる 人人人人人 年の果
最下位ですが、私はこの句が結構好きです。
人人人人人(ととととと)と読むのが工夫してて面白いと思いました。なっちゃんもこの字面を並べて表現するというチャレンジは認めていました。
が、やっぱりルビがなければ「ひとひとひとひとひと」と読んでしまいますね~。
添削後の俳句がこちら。
年の果 電車は人を 吐く吐く吐く
やっぱり添削語は落ち着きがいいですね。ただ私は原句のほうが好きです。
7位 松岡充
地下鉄を 這い出吸いたる 冬銀河
この句は「這い出吸いたる」に議論が集中していました。
私は単純に音の響きがあまり好きじゃないです。
「灰を吸い込む?」と最初にイメージしてしまったので、それを払拭することが出来ませんでした。
添削後の俳句がこちら。
地下鉄を 這い出て冬銀河 吸い込む
6位 岩永徹也
雪明り 辿り夜汽車は 寝床へと
岩永さん。この人は確か東大卒でしたっけ?
男前で頭が良くてそしてプレバトでもトントン拍子で特待生まで上がりました。
この句はとてもキレイな光景が目に浮かびますよね。
この句の議論の焦点は「寝床へと」でした。
寝床というのが何を指すのか車庫なのか?という議論でしたが、単純にロマンチックな光景が浮かぶ字面に詩的でない「寝床」はそぐわないですよね。
添削後の句はこちら
雪明り 辿り夜汽車は 眠りへと
うん!素敵な句です。
5位 立川志らく
働くと 書くだけの為 日記買う
立川志らくさんも落語家だけあって、発想も言葉使いも頭の良さを感じます。
この句は惜しくも予選落選してしまいましたが、なんと一語の語順を変えるだけで、千賀くんの句を超えて予選通過したかもしれないというなっちゃんのお墨付きです。
添削後の句はこちら
働くと 書く為だけの 日記買う
本当に「為」。この一語の語順だけで印象がガラリと変わってしまいますよね。
立川志らくさん自身も、提出後にトイレの中で添削後の句のほうが良い!と気づいたそうです。
もう少し早く気づいていれば・・。
俳句の面白さであり怖さでもありますね。
予選通過の句はこの次の記事で紹介しますね。
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