
前回の記事では惜しくも予選落ちの句を紹介しました。
プレバト冬麗戦!惜しくも予選落選した句達‥たった一語の語順のために
今回は予選通過の句を紹介しますね。
プレバト冬麗戦といえば、前回の王者キスマイの千賀君の感激の涙を未だに思い出します。
そしてその句も今でも覚えています。
雪原や 星を指す 大樹の骸(むくろ)
今年最初の方の記事です↓
今年の千賀くんはいかがでしょう?
とりあえず予選通過は?
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予選通過
結論から言うと千賀くんは予選通過しています♪
ただしギリギリの4位でしたが。
最初に発表されたので良し悪しの基準になってしまって、イジられて可哀想でしたがテレビにいっぱい映るので本人的は美味しいのではないでしょうか。
4位 千賀健永
犬ひとり 霞が関は 大晦日
この句の議論のポイントは「霞ヶ関は」の「は」でした。
「霞が関の」にする方が自然なのではないかと名人の方々の指摘が入りましたが、千賀くんは意図をこう説明します。
「は」にすることで、いつもは人でいっぱいの霞が関も大晦日だから人がいないことを強調している‥と。
これに対してなっちゃんは、意図通りの出来栄えになっていると褒めていました!
まるで母親が子供に褒めるような口調でしたが‥w
私もこの句は可愛くて好きです。
もちろん添削なし。
3位 千原ジュニア
ヘビメタの 担ぐギターと 破魔矢かな
千原ジュニアの句は意外性があってハッとさせられることが多いですね。
いきなりヘビメタから入っているので意外性があるといえばありますが、展開は割と古典的なのかなぁと感じました。
今回はあまり時間を取ってもらえなかったような‥。
もちろん添削はなし。
2位 ミツマングローブ
吊り革の師走 遠心力に耐え
この句も面白いですね。
なっちゃん曰く「読み手が追体験できる句」だそうです。
確かに混んだ電車で吊り革に捕まって、カーブを曲がるときの遠心力を感じました。
破調も雰囲気に合ってて素晴らしい!との太鼓判でした。
もちろん添削はなし。
1位 中田喜子
連覇のさきぶれ 沸き立つ初電車
勢いがあって気持ちのいい句ですね。
ただ私はこの句の意味することが分かりませんでした。
中田喜子さんの意図は「ラグビー」でした。
ラグビー連覇のニュースで年初めの電車の中が沸き立っている・・という句ですね。
人によっては駅伝を思い起こすパターンもあります。
なっちゃん曰く、読み手の経験から「連覇」の発想が広がる句だそう。
スポーツと縁遠い私にはラグビーも連覇も発想できませんでした。
以上で冬麗戦の予選の模様をお伝えしました。
本番は1月3日(木)です。
今回も読み応えのある句ばかりでしたが、本番はワンランク上の極上の俳句が楽しめそうですね。
とても楽しみです。