
有川浩の「植物図鑑」って本、読んだことありますか?
何年か前には映画化もされて、高畑充希ちゃんと岩田剛典くんのさわやかなカップルが評判でした。
実は映画はまた観ていないので、近いうちに見るつもりでいます。
私の愛読書♪
映画版はこちら
有川浩特有のあま~い恋愛小説ですが、その要素を取り去ると、この小説の副題というか本題?は身近にある植物の紹介です。
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Contents
まさに題名通りの「植物図鑑」
かなり長いページを植物の描写や説明、活用法に費やしています。
その中でとても気になったのが、身近にある食べられる雑草です。
食べられる雑草、本当にすぐ身近にあるんですよ。小説の中に出てくる雑草と食べ方を中心に紹介していきますね。
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絶対食べたい雑草レシピランキング
植物図鑑を読んでいると、わきおこる食欲に悩まされます。私が一番好きな雑草レシピから紹介しますね。
1.フキの混ぜごはん
この料理が頭にこびりついて離れません。
フキの混ぜご飯のレシピ
- 茹でてスジを取るなどの下処理をしたフキを小口切りにします。
- それに塩を適量入れて混ぜます。
- これを炊きたての白いごはんに混ぜて、ゴマでもふれば出来上がり!
フキの緑とご飯の白のコントラストが綺麗ですよね。
シンプルなので応用もききそうです。油揚げをさっと煮たのを混ぜ込んでも美味しそう。。。
ちなみにウチの夫は子供の頃「セロテープの味がする」といってフキの煮物を残し、お父さんに「セロテープ食べたことあるんか!」と怒鳴られ、「においでわかるねん」と言い放ち、食卓をシーンとさせたそうです。
2.イタドリの炒め物
イタドリってそこらじゅうに生えてますよね。
食べられることは子供の頃から知ってますし、実際よく食べていました。
でもそれは生のままポリポリと遊びの延長上で食べるだけで、食卓にのったことは一度もありません。
高知県の方では昔からよく食べられているようですね。
イタドリの炒め物のレシピ
- ごま油で炒めて醤油で味付け
以上です(・∀・)
白いご飯にもいけそうだし、おつまみにもよさそう。
本の中では、その日の食卓のメインで、「白いご飯でかっこみたい!」と、体育会系男子のような発言でヒロインが絶賛していました。
ただ、母(かなりの田舎育ち)は「田舎の人はわざわざイタドリなんか食べへんねん。畑に美味しい野菜いっぱいあるし、イタドリが美味しいっていっても食べられへんことはないって程度やろ」とけんもほろろでした。
食べたことはないらしいですが。
すごく美味しいのか、食べられないことはない程度なのか、どちらなんでしょう。
ちょうど今、近所の空き地にイタドリが生えているけれど、ちょっと勇気がありません。
3.スベリヒユの辛味噌和え
スベリヒユはそのへんに生えている、いかにも雑草じみた植物です。地面にへばりつくように生えていて、葉っぱとかは肉厚な感じです。
夏の花壇を彩るポーチェラカもこのスベリヒユの仲間です。
ポーチェラカも本の中では食べられるというようなことをかいていたけど本当かな?
スベリヒユの辛味噌和えのレシピ
- スベリヒユを良く洗い、熱湯にさっと通します。
- 水気を絞り、カラシ酢味噌であえます。
以上!(・∀・)
少し前に「秘密のケンミンショー」でやっていて山形県では「ひょう」と呼ばれ、県民のソウルフードらしいです。
それからずっと興味はあったのだけど、今回小説の中に出てきて「おぉぉ~」と思いました。
ぬめりがあって噛み心地が面白くて美味だそうです。
これは食べたい!・・けど、自分がスベリヒユだと思っている草が、本当に本物かどうか見分ける自信がないです・・。
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ツクシはランキング外
この本のなかではツクシの点数は低めです。
有名だけど食べるのに手間がかかりすぎて(ハカマを取るの)、その割に個性のない味で、他にももっと美味しい食べられる雑草はある!・・と酷評されてます。
でも、私はツクシ、結構好きなんですよ。
天ぷらにするならハカマ取るのもテキトーでいいし(どうせパリパリになるから)、ハカマを一生懸命とって、卵でとじ煮にしたら、ほろ苦い味で大好きです。
今年も食べました!
そんなに個性ない味かな?
ヨモギ茶なら若葉じゃなくても大丈夫
それから、成長しきったヨモギを狩る描写がありました。
作中のイケメンいわく、新芽のヨモギはお餅にするしか使い道が思い浮かばないけど、成長したヨモギは穂先を天ぷらにしても美味しいし、生葉をお茶にしてもイケる、乾燥させて保存用のお茶でもOKらしいです。
私も新芽しか食べられないと思っていたので、いいこと知りました!
この小説の中でも書かれてますが、野草図鑑などで「食べられる雑草」とされているものが、必ず美味しいわけではなく、食べられないことはないけど、味はどうだろ? というものも多々あるようです。
一番いいのは、その道に詳しくてレシピなどもたくさん知っている師匠に教えを請うのが一番いいのでしょうね。植物図鑑の主人公のさやかのように。
周囲に思い当たる師匠がいる方はラッキーですが、そうではない人はこの本、買ってみるのもいいかもしれませんよ。